リア充オタクに憧れて

リア充オタクを目指すアラサー男子の徒然日記

パステル家族 第4巻『大切な思い出をめぐる感動大長編』

発売から二週間・・・だいぶ遅くなりましたが、


パステル家族 第4巻の感想です!!



パステル家族(4) (アクションコミックス(comico BOOKS))



今作は何といっても、『夏の思い出の回』の完全版!!!

『夏の思い出の回』とは?


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最初に、『夏の思い出の回』について紹介です。

『夏の思い出の回』は、51話~62話掲載のパステル家族の最長編物語です。連載当時はもちろんのこと、200話超えた今でも、この回以上の長編回はありません。

夏休みを期に、マヨ達が子供のころ住んでいた街へ里帰りするお話です。これまで多く登場してきたケイちゃんやしおりも本編には登場しません(おまけでは超登場します)

序盤はパステル家族らしいほのぼの日常話が続いていきますが、ラストは最大級の感動が待っています。


ちなみにこの長編回、なんとパステル家族が週二連載の時に掲載された話です。それなのにクオリティは全く落ちず、1話の長さも通常以上・・・・セイさんの末恐ろしさを実感しました。掲載時期も7月中旬から8月終わりと高校生の夏休み期間と被っているという粋な計らいです。


とまあ、パステル家族の中でも非常にファンが多い話なのですが、第4巻はこの『夏の思い出の回』が完全収録!

ただでさえボリュームのある話なのに、いつものように書下ろしページや修正されたコマが非常に多い!!

おかげで200ページ超えのお買い得の一冊となっています。


第4巻の感想


この物語の重要なポイントは、『過去』と『現在』を繋ぐストーリーではないかと思います。

第三者から見た、マヨの成長と変わらない所・・

タクオのひいお婆ちゃんとの思い出と初恋の話・・・

ほのめが見た光景と感じたこと・・

各キャラクターの過去・現在、そしてこれからがたっぷり詰まった物語となっています。



そして本作での中心人物が二人。


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一人はマヨ達のハトコにあたるこまち。子供のころは毎日のように遊んでいたマヨやタクオのお姉さん的存在。

東京の美術大学に通う4年生なのですが、就職が決まらず自分の将来について悩んでいました。

彼女が途中で語る「夢見る日々は終わったんだ」というセリフが妙に切なく胸に突き刺さります。

そんな彼女が最後に何を見つけ、どう次の一歩を踏み出すこととなったのか・・この物語の一つのテーマとなっているかと思います。



そしてもう一人がマヨ達のひいお爺ちゃん。90歳以上ということなのですが・・・若い!!笑

序盤はそこまで登場しないのですが、このお爺ちゃんの見せ場は第11話。この物語で最も大きな見せ場となるシーンです。

先に亡くなったひいお婆さんとの思い出や、後悔・伝えられなかった言葉・・そんな胸に秘めた思いがほんの一言で表した、パステル家族屈指の名シーンかと思います。





では、今回は各回のちょっとした見どころと感想を。


プロローグ

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完全書下ろしのプロローグ章。ひいおばちゃんとマヨとの約束が描かれています。

第1話

宿からの景色を見たマヨの顔がコミックで見ると見栄えしましたね。ちょっと頬赤らめてるのが目立ちます。

第2話

コマちゃんのシーンの書き直しが多くてうれしかった!この回は何といっても、マヨの真似をしているほのめに注目です!!

第3話

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ほのめ・タクオ・ゴロハチの3人だけの組み合わせってこの話くらいなんですよね。珍しい

最後のほのめの日記がまた素晴らしいです。彼の大切な思い出がまた一つ増えたんだな、と感じました。

第4話

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いおり君とちみちゃん初登場回!いっきに賑やかになっていきます。

冒頭の一ページが完全書き下ろしです。

第5話

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なずなさん登場シーンが丸々書き下ろし!こまち達のお母さんなんですが、原作に登場するのはだいぶ後なんですよね。

いま見ても、マヨのスイカ割りシーンは笑ってしまう

第6話

ここにも書き下ろしシーン有。どんだけ書き足しているんだ、セイさん…。

この回は小ネタが多いので見所多いかと思います。個人的には、マヨのドヤ顔、男子3人のスイカ早食い競争、マヨにくっついてほんとの姉妹みたいになってるちみちゃん、辺りが好きです。

第7話

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この回は地味にお気に入りな回です。というのも、タクオがマヨについて直接言及するのって非常に珍しいんですよね。

兄としてずっと見てきたマヨの長所が語られています。今まで何もできないキャラの印象が強いマヨの一生懸命さ、そしてタクオがいかに妹のことを温かく見守っているかがよく分かるお話です。マヨの生き方って、素直に憧れるんですよね。

第8話

他の回と比べすこしあっさりしている話ですが、後の伏線が張られているところでもあります。

第9話

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この話、原作でも衝撃を受けましたが、コミック版では一番衝撃が強かった。それくらい修正箇所が一番多かった話でした。

こまちとタクオ。原作ではこの二人の秘めた思いが明らかになりましたが、コミック版でよりいっそう、タクオの心の葛藤が描かれています。タクオのかっこよさ倍増!って感じ。海辺のこまちゃんも美人過ぎです…。

第10話

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1話から語られていたある過去の謎が明らかになる回です。第9話で追加されたコマもあって、オチが非常にわかりやすくなっています笑。

そしてこの回に至っては間違いなく、おまけが本編(作者公認)、です。あのキャラのめったに見られない表情が見られることだけあって・・永久保存版!
ちなみにセイさんの裏話によると、おまけですっとこの話を書きたかったけど、不意打ちするために各話におまけを入れ、本編より少しラフなタッチにしたそうです。やりよる・・。

第11話

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まごうことなき

神  回 !

この一言です。


ひいお爺ちゃんのずっと伝えたかった一言には心打たれますよね。そっちか!って。本当に素晴らしい。

コミック版ではこの大事なシーンがより強調されたページ使い、コマ使いとなっています。最後の〇〇のシーンもコミック版のほうが見栄えするかもしれないです。


また、ひいお婆ちゃんの手紙で語られている言葉も胸に残りました。

『人は幸せを噛み締める為に生まれてくるのです』

『私達の人生は百点満点です!』
自分も人生を振り返って、こう笑顔で言える人生にしたい・・そう強く決心した言葉です。

第12話

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これ原作で読んだ時は、マヨが最後に手を振っているシーンで鳥肌立ちました。このコマといえばご存じcomicoでのサムネイルですが、じつはこのサムネ、『夏の思い出の回』が始まる1~2か月前に変更されたものでした。

なので原作でこの回を読んで、「サムネの絵につながったーーーー!!」と一人興奮したのです。ほんとセイさんやりよる・・。

エピローグ


ラストは冒頭でも少し触れた、コマちゃんの今後を描いた話です。この終わり方がまた、一つの映画を見終わったような爽快感を演出してくれたのかと思います。

ラストのコマちゃんの言葉が、第8話との対比になっていてまた素晴らしいです。是非コミックで!!



以上、書いても書き足りないくらい、このストーリーに感じる思いは強いです。

是非多くの人に読んでほしい一冊ではないかと思います。




最後に


最後に・・・なぜ今回感想書くのが遅れたかというと、これを待っていたからです。

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セイさん直筆のサイン本!!!


本屋でも買っていたのですが、これを載せたくて・・・永久保存版として大事に保管します!笑


第5巻も楽しみです♪


パステル家族(4) (アクションコミックス(comico BOOKS))

パステル家族(4) (アクションコミックス(comico BOOKS))